仏も航空機で国民避難へ、中国・武漢から今週半ば

[パリ 26日 ロイター] – フランス政府は26日、新型コロナウイルスによる肺炎の発生地である中国の湖北省・武漢に滞在しているフランス国民を、今週半ばに航空機でフランスに避難させると発表した。

武漢に滞在するフランス国民は800人で、このうち最大数百人の帰国を見込んでいる。フランス国内での感染拡大を防ぐため、避難した国民は14日間の隔離措置を義務付けられる。

ビュザン保健相によると、フランスでは24日に国内で新型コロナウイルスによる肺炎の患者3人が見つかった。3人はいずれも中国人で、その後新たな患者は見つかっていない。

また保健相は中国からの旅客に対する空港での体温監視について、発熱の症状は感染から遅れて表れ、薬で発熱を抑えることも可能なことから、効果がないと指摘。国内で見つかった患者3人は体温検査を擦り抜けていたとして、体温監視を義務付ける必要はないとの見解を示した。

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