中部国際空港、中国人乗客が武漢乗客との同乗拒否 騒ぎに
名古屋中部国際空港で27日、一部の中国人乗客が武漢在住の乗客との同乗を拒否したため、中国南方航空上海行きのCZ380便が約5時間遅延した。
中国SNS微博の投稿によると、同日午前9時頃、搭乗を待つ上海からの乗客が、近くの乗客が武漢の方言で話し、風邪薬を飲んでいる人がいると書き込んだ。すぐに空港スタッフに「発熱している武漢からの乗客がおり、搭乗させてはいけない」と要求した。上海からの乗客70数人は相手を搭乗させたら「絶対に乗らない」と搭乗を拒否した。
南方航空のスタッフは武漢在住の乗客の体温を測り、「問題ない」と伝えたが、「体温計を信用できない」と一蹴された。
仕方なく、スタッフは名古屋の中国総領事館に連絡し、領事館員の説得で武漢の乗客が同便で帰国し、上海の乗客は他の便に振り替えることに同意した。同便は予定時刻の午前9時25分からおよそ5時間遅れて出発した。
上海からの乗客はその後、南方航空に専用機を用意するようさらに要求した。南方航空は再び、中国総領事館に仲裁を求め、他便への無料振替で騒動が収まった。
上海の虹橋国際空港は到着した同便のターミナルへの接続を拒否し、乗客全員を隔離した。
(翻訳編集・李沐恩)
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