中国で「ヒトメタニューモウイルス」が急増 国際的な関心

2025/01/11 更新: 2025/01/10

最近、中国ではインフルエンザウイルスヒトメタニューモウイルスなど複数のウイルスが流行し、病院は患者で溢れている。アメリカを始めとする多くの国が、中国における呼吸器感染症を引き起こすヒトメタニューモウイルスの感染増加を注視している。

ある北京市民は「現在、小児科のベッドや外来、救急のベッドはすべて満床だ」と述べた。

天津市、北京、上海市などでは、複数のインフルエンザウイルスが同時に流行し、病院は満員だ。

最近、中国では「ヒトメタニューモウイルス」の感染がWeiboのホットトピックに何度も取り上げられ、世界の主要メディアの注目を集めている。1月6日、米疾病管理予防センター(CDC)は、アメリカの感染率は依然として「パンデミック前」のレベルに近いものの、中国北部の省からの「ヒトメタニューモウイルス」症例の増加を「監視している」と発表した。

アメリカ以外にも、インド、マレーシア、パキスタン、カンボジアなど、中国大陸の周辺国もこのウイルスに関心を示している。

オーストラリア国立大学の医学准教授で感染症専門家のサンジャヤ・セナナヤケ氏は、中国共産党(中共)は関連データを「タイムリーに」共有することが「極めて重要」であり、「誰が感染しているか」を公開することも含まれると述べている。

カナダ中医学院の劉医師は、「世界は、主に中国大陸の不透明さを懸念している。感染症管理に関して、中共の態度に皆が不安を感じ、中共の情報をあまり信用していない」と述べている。

劉医師は、「中共の公式報道は、ヒトメタニューモウイルスの感染を軽視している。皆が真実のデータが得られないことを心配しており、5年前の新型コロナのように世界的大流行を引き起こし、再び災難状態に陥ることを懸念している」と述べた。

2019年末、武漢で新型コロナウイルスの流行が発生したが、中共の隠蔽により、感染症は急速に世界中に広がった。

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