武漢から帰国した206人のうち、5人が体調不良=菅官房長官

[東京 29日 ロイター] – 菅義偉官房長官の29日午後の会見で、中国・武漢市から日本政府のチャーター便で同日午前に帰国した206人のうち、5人が体調不良で病院に搬送されたと述べた。

当初、体調不良を訴えていたのは4人としていたが、チャーター便の到着後、別の1人が体調不良を申し出た。その結果、合計5人が現在のところ、病院に入院していると説明した。

また、武漢市在住の60代の日本人男性が、同市内の病院に入院。検査の結果、新型コロナウイルスにり患(陽性)した可能性が高いものの「確定していない」と語った。

菅官房長官は、武漢からの帰国を希望している全員の収容を目指し、中国当局や各方面と調整中であるとあらためて説明。そのうえで2機目のチャーター便については「本日中に派遣する方向で、最終調整中である」と述べた。

一方、トランプ大統領が28日に発表したイスラエルとパレスチナを巡る中東和平案について、菅官房長官は「中東における米国の役割は大きく、トランプ大統領の関与を評価している」と述べた。その上でイスラエルとパレスチナの直接交渉に発展することを含め、交渉の進展に「期待している」と語った。

 

 

(田巻一彦)

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