香港の労組、本土との境界閉鎖求めストライキも辞さない構え

[香港 30日 ロイター] – 中国での新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、香港の鉄道や病院の労組が、中国本土との境界の閉鎖を求めてストライキも辞さない構えを見せている。

香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、中国本土と香港を結ぶ高速鉄道やフェリーについて、30日深夜以降の運行停止を命じた。しかし各労組側は、感染拡大阻止には不十分だとしている。

地下鉄運営の香港鉄路(MTR)<0066.HK>の従業員が加盟する労組は「接客にあたる職員が勤務中にウイルスに感染するリスクは高く、パニックになっている」としている。

一方、医院管理局労組(HAEA) は、政府の対策を歓迎するとしながらも、本土との境界の完全閉鎖を要求。要求が満たされない場合には、来週、組合員の多くがストライキに踏み切る計画があると明らかにした。

香港では新型肺炎感染者が現時点で10人確認されており、うち1人が重症だという。

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