イラク、米主導有志連合とのIS掃討作戦を再開

[バグダッド 30日 ロイター] – イラク軍は30日、米軍主導の有志連合との過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦を再開すると発表した。米軍が駐留するイラク軍基地に対し、親イランの武装組織がロケット弾攻撃を相次ぎ仕掛けたことから、活動は一時停止していた。

有志連合は5日、軍兵士の安全確保を優先するため、イラクにおけるIS掃討作戦の大半を停止すると表明していた。

8日にイランは、米軍が駐留する2カ所のイラク軍基地にミサイルを発射。イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が3日に米軍の空爆によって殺害されたことへの報復で、イラク駐留の米軍にイランが直接攻撃したのはこれが初めてだった。

イラクの議会は、ソレイマニ司令官の殺害を受け、同国に駐留する米軍やその他の外国部隊の撤退を求める決議を可決している。

イラク軍は声明で「新たな関係が結ばれるまで有志連合に残された時間を有効に使うため、共同作戦を実施することが決まった」と説明した。

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