豪カンタスとNZ航空、中国本土への直行便運休

[香港 1日 ロイター] – 豪カンタス航空<QAN.AX>とニュージーランド(NZ)航空<AIR.NZ>は1日、中国本土への直行便を運休すると発表した。中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中、米国などが自国への入国を巡る規制を強化したことを受けた。

カンタスは、シドニー─北京便とシドニー─上海便の運航を2月9日から3月29日まで停止する。NZ航空も同期間、オークランドと上海を結ぶ路線を運休するとしている。

カンタスは、香港便は運航を続けるとしている。また、中国便の運休開始時期としている2月9日について、需要の動向次第では前倒しする可能性もあるとした。

カンタスは中国便運休の理由として、シンガポールや米国による規制強化を挙げた。米政府は1月31日、新型肺炎を巡って緊急事態宣言を出し、湖北省に渡航した米国民を強制的に隔離するほか、過去14日間に中国に滞在した外国人の入国を拒否する措置を講じると発表。[nL4N2A0554] シンガポールも31日、中国人旅行者や中国を最近訪れた外国人旅行者の入国をすべて禁止すると発表した。[nL4N2A04UF]

カンタスは「こうした入国制限により、中国便を運航するための人繰りが厳しくなったため、運休が必要になった」と説明した。

 

 

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

関連記事
アメリカのキャンパス、テスラの工場、そして今月スウェーデンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストの会場において、混乱を招き、あからさまに破壊的ですらある凶悪犯たちに共通するものは何だろうか?彼らは皆、何らかの形で資本主義を破壊したいのだ。
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。