東京五輪は予定通り、中止や延期は必要ない=コーツIOC調整委員長

[東京 14日 ロイター] – 東京オリンピックの準備状況を確認するIOC(国際オリンピック委員会)と大会組織委員会による事務折衝を受けた共同記者会見が14日都内で開かれた。IOCで東京オリンピックの責任者を務めるコーツ調整委員長らは、新型コロナウイルスの影響に関し「日本の公衆衛生当局を信頼しており、適切に対処している」と指摘。「東京五輪は予定通り」「中止や延期は必要ない」と明言した。大会組織委員会の武藤敏郎事務総長も「日本国内の事情については日本政府が適切に対応している」と強調した。

<安心確保のため最大限の努力─武藤事務総長>

コーツ氏によるとIOCは世界保健機関(WHO)から東京五輪に関し延期や中止に備えた検討の必要性はないと報告を受けていると述べた。

中国人の観客が東京五輪を観戦できるかとの質問に対し、コーツ氏は「日本の当局次第。日本が入国禁止している2省からは入れない」と述べた。

聖火リレーなど、五輪開催前のイベントに対するウイルス対策に関し、武藤氏は「具体的問題について、例えば中国から選手が来るかどうか、まだ分かっていない。今後(IOCと)連携を密にしながら、どのように対応するかを含め、協議を続けていく。結論を出す状態でない。選手や関係者の安心を確保するため最大限の努力をする」と述べた。

コーツ委員長と森喜朗・五輪組織委員会会長は、聖火の広島通過に合わせ、IOCのバッハ会長が広島を訪問する予定を公表した。

*内容を追加しました。

(竹本能文 編集:内田慎一)

関連記事
世界中で、授業中の携帯電話使用を禁止する学校が増加している。
有名なボクシングプロモーターであるドン・キングは、2024年の大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領を支持している。トランプ前大統領は、大統領選挙キャンペーンを頓挫させる恐れのある一連の裁判に直面している。5月8日、92歳のキング氏はあるイベントで、トランプ前大統領に何か言うことはないかと尋ねられた。
2023年11月以来、共和党が支配する下院委員会は、1月6日に連邦議会議事堂で撮影された20,000時間以上の監視ビデオを公開し、今はなき1月6日特別委員会が長い間非公開にしてきた詳細を埋め始めた。
今年11月に行われる米国大統領選挙が、米国市民が決定権を持つ最後の選挙になるとイーロン・マスク氏が主張した。不法移民が有権者として流入するのを放置すれば、今後、米国のすべての選挙結果が彼らによって決定される可能性があるということだ。
5月8日に行われた米国とフィリピンの合同軍事演習「バリカタン」で、両国の軍隊はオーストラリア空軍の支援を受け、 […]