マカオ、今月20日からカジノ営業再開へ

[香港 17日 ロイター] – マカオは今月20日からカジノの営業再開を認める。政府系放送局TDMが17日、当局者の話として報じた。

マカオは新型肺炎の感染拡大を受けて、今月5日から19日までカジノの営業を停止する異例の措置を導入していた。

当局によると、今月4日以降は新たな感染者が報告されていない。マカオの感染者は合計10人となっている。

マカオは、今月初めから大半の政府サービスを停止していたが、今週に入り政府サービスを段階的に再開している。ただ当局は住民に警戒を怠らないよう呼びかけている。

衛生当局が17日明らかにしたところによると、マカオ当局は、カジノ運営の金沙中国(サンズ・チャイナ)<1928.HK>、ウィン・マカオ<1128.HK>、SJMホールディングス<0880.HK>、MGMチャイナ<2282.HK>、ギャラクシー・エンターテインメント<0027.HK>、メルコ・リゾーツ<MLCO.O>などに対し、30日間で営業を完全再開するよう通知した。

営業再開が認められたものの、香港からのフェリー便が運航停止となるなど、交通が制限されており、業界幹部は事業の回復は限定的だろうと話している。

カジノを併設しているホテルなど30件近いホテルも、過去2週間、営業が停止されており、カジノ以外の施設も含め、どの程度のペースで営業が再開されるかは不明だ。

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