米、新型ウイルスの検査開始へ インフル検査で陰性の患者に
[14日 ロイター] – 米疾病対策センター(CDC)は14日、国内5州で季節性インフルエンザの監視システムを利用して、新型コロナウイルスの検査を始めると発表した。
ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、シカゴ、ニューヨーク市の公衆衛生研究所と協力して、新型コロナウイルスの検査を始める。
こうした研究所は、季節性インフルエンザの流行状況を監視しているが、インフルエンザのような呼吸器の症状がある患者で陰性反応が出た人に新型コロナウイルスの検査を実施する。
CDC国立予防接種・呼吸器疾患センターのナンシー・メッソニエ所長が電話会見で記者団に明らかにした。
米国ではこれまで新型コロナウイルスの感染者は15人にとどまっている。現在は検疫や渡航制限などで対応しているが、米国で感染の拡大が始まった場合は、大規模集会の中止、遠隔治療、遠隔教育、遠隔勤務いった対策を導入する予定という。
関連記事
トランプ次期大統領は27日、メキシコのシェインバウム大統領と会談し、「(米国の)南部国境を事実上閉鎖することに同意した」と述べた。しかし、メキシコの大統領は閉鎖することはないと述べるなど意見が食い違う事態となった。
トランプ次期大統領が就任初日にカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すと発表。両国は迅速な対応を見せる。主要輸入元国の経済に深刻な影響が予想され、地域の経済関係にも緊張が高まる可能性がある。
米司法省はトランプ次期大統領の4つの重罪起訴を撤回へ。背景には現職大統領の起訴回避慣例が。ロシアはトランプ氏の和平案に注目し、対立の終結を期待。ウクライナとの和平条件の溝が深まる一方で、米国政治が戦争の動向に影響を与える可能性が示唆されている
米軍は台湾海峡を含むインド太平洋地域で分散配置を推進。HIMARSや空母を南西諸島やフィリピンに展開し、脅威に対応。3隻の空母や最新兵器を活用し、中国を牽制する動きを強化
2年前、全中国を席巻した「白紙運動(革命)」は中共執政以来数少ない抗議成功例となったが、今もなお大勢の若い抗議者が投獄され、あるいは行方不明になっている。