中国共産党、新型ウイルス「ピークはまだ」 対策徹底を強調

[北京 21日 ロイター] – 中国共産党の最高意思決定機関である党中央政治局は、新型コロナウイルスの感染拡大がまだピークに達していないとの見方を示した。中国国営テレビが21日に報じた。

中央政治局は習近平総書記主宰の会議で「全国的な疫病の転換期にはまだ至っていない」と締めくくった。また、「湖北省や武漢市での感染予防や管理の状況は依然として深刻で複雑だ」と指摘。共産党と政府は気を抜いてはならないが、「対策で成果を出し続ける」と強調した。

中国では新型ウイルスによる肺炎で2200人超が死亡しており、感染者は7万5000人を超えている。中国は新型ウイルス対策を疫病を抑え込む戦争と表現している。

政治局は徹底的な対策が必要だとした。首都北京での感染件数が急増する中、湖北省以外のその他の地域では感染の伸びが減っているか、新規感染者が出ていない。

また、感染拡大による中国経済への影響は鮮明だが、長期的な景気改善傾向は変わらないとの見方を示した。

中国政府はこれまでよりも予防的な財政政策を導入し、より柔軟な金融政策を講じるほか、金融市場のシステミック・リスクを回避すると主張した。

関連記事
2024年5月19日、前大統領ドナルド・トランプは、現職大統領ジョー・バイデンに対して初の大統領討論会前に薬物検査を受けるよう要求する意向を示した。トランプ氏はバイデン氏が3月の一般教書演説の際に「薬物の影響下にあった」と主張し、そのため討論会前に薬物検査を受けるべきだと述べた。
中華民国第16代の総統と副総統の就任式が5月20日に華やかに行われ、米国、日本、ヨーロッパからの要人が祝福のために来訪した。新総統の頼清徳氏は「国民を最優先に」と述べ、台湾が世界の発展に貢献する強い存在であるべきだと力説。台湾の国民は新しい政権に何を期待しているのか? 詳細をお伝えする。
ドナルド・トランプ前大統領のニューヨーク裁判が終わりに近づいている。5週間にわたる審理を経て、検察側はすべての証人喚問を終え、トランプ氏側の弁護団は反論の証言を手短に済ませる予定だ。ニューヨーク最高裁のフアン・メルチャン判事は、5月21日に最終弁論を始める準備を整えるよう双方に指示した。
2024年5月13日、米国国会議事堂の前で、ある特別な意味を持つ米国国旗が掲揚された。これは、法輪功の創設者である李洪志氏に対する敬意と、法輪大法が社会にもたらした素晴らしい影響を称え、世界法輪大法日を祝う行事の一環だ。
「パンデミックに対するこの新たな提案(パンデミック条約)は非常に歪んでいる。これはビジネス戦略であり、公衆衛生上の戦略ではない。富の集中と植民地主義によるビジネスだ」元WHO職員 デイビッド・ベル氏