中国の石油精製業者の商社部門、シンガポールで管財人の管理下に

[シンガポール 27日 ロイター] – 中国山東省の石油精製業者の商社部門であるホントップ・エナジー(シンガポール)が管財人の管理下に入った。

シンガポール会計企業規制庁のウェブサイトに掲載された情報で明らかになった。

これとは別に、同社の債権者の1つであるシンガポールの銀行大手DBS<DBSM.SI>は、会計事務所のKPMGを管財人に指名したことを同庁に提出した文書で明らかにした。

ホントップとDBSはコメントを控えている。KPMGのコメントはとれていない。会計企業規制庁はロイターの取材に対し、同庁のウェブサイトを参照するよう求めた。

ホントップは、グループ企業が山東省に保有する製油所向けに原油を購入していた。

ロイターは今週、中国の独立系の石油精製業者の一部に対して、銀行が融資を停止していると報じていた。石油精製業界でデフォルト(債務不履行)への懸念が高まっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大で精製業者の売り上げが打撃を受けていることが背景。

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