米政権高官ら、経済の底堅さ強調 「株式市場は回復する」

[ワシントン 1日 ロイター] – ペンス副大統領など米政権高官らは1日、新型コロナウイルスの感染拡大に対する反応は行き過ぎだとし、米経済の基調は底堅く、株式市場は回復すると強調、市場の懸念払しょくに努めた。

米国で新型ウイルス対策の責任者に任命されているペンス副大統領は、NBC番組とのインタビューで、ここ1週間ほどで大幅下落した米株式市場について、「市場は回復する」と強調。「米経済のファンダメンタルズは底堅い。住宅市場や消費者信頼感、企業の楽観的な見方を示す新たな指標が発表された。失業率は50年ぶり低水準だ。働いている米国民の数はこれまでにないほど多い」と語った。

さらに、ウイルスの感染拡大を食い止めるため、政府は可能な全ての措置を講じているとし、ウイルス対策は万全だと確信していると述べた。

また、アザー米厚生長官はフォックス・ニュース番組で、米国民は新型ウイルスの脅威に対して過度に反応しているかと質問された際、「明らかにそうだ」と答えた。

さらに、29日にホワイトハウスで行われた対策会議でムニューシン米財務長官と市場の反応について協議したとし、先行き不透明感が株安の大きな要因だとの見方を示した。

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