ブルームバーグ氏、選挙戦見直しへ 陣営関係者「撤退意味せず」

[マイアミ 3日 ロイター] – 2020年米大統領選で民主党候補の公認指名獲得を目指すマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、自身の今後の選挙戦を4日に見直す方針だ。ただ、同氏の陣営関係者は、撤退を意味するわけではないとした。

ブルームバーグ陣営の報道官ジュリー・ウッド氏は「どの陣営も今夜の結果を受けて見直しを行うだろう。来週も同様で、投票が行われた後には見直すものだ」と述べた。

別の陣営関係者はロイターに対し、ブルームバーグ氏が4日に大統領選から撤退する可能性があるとの指摘は正しくないと語った。

ブルームバーグ氏は民主党指名争いで、最初の4州の予備選・党員集会への参加を見合わせ、14州の予備選などが集中する3日のスーパーチューズデーから本格参戦するという斬新な戦略を採用している。

3日のスーパーチューズデーは、開票の途中段階の暫定結果によると、ブルームバーグ氏の得票はさほど伸びていないもようだ。

同氏は米領サモア(代議員数6人)で勝利する見込みで、この日の結果で配分が決まる一般代議員1357人の一部を獲得する見通しだが、州の候補者選びでは勝利できない可能性が高い。サモア以外では、コロラド州で数人の代議員を獲得する見通しとなっているほか、大票田のカリフォルニア州では開票の初期段階で2位につけている。

ブルームバーグ氏はフロリダ州で支持者を前に、「今夜、何人の代議員を獲得しようとも、われわれは誰もが不可能だと思ったことを成し遂げた」と述べ、「わずか3カ月で、われわれは世論調査でわずか1%の支持率から、民主党の指名獲得を争うまでになった」と強調した。

ブルームバーグ氏は「浮動票層」の間で健闘したとの見方も示し、「本選を決める有権者を獲得できることが示された」と述べた。どの有権者層に言及した発言かは不明だ。

*内容を追加します。

関連記事
ワシントン - ジョー・バイデン大統領は5月7日、ユダヤ人に対する憎悪が「あまりにも多くの人々の心に深く根を下ろしている」と述べ、「米国と世界中で猛威を振るう反ユダヤ主義の潮流」に対抗するため、全米国民に本政権を支持するよう呼び掛けた。
地球温暖化による損害賠償を民間企業に義務付けるバーモント州の法案が、ビジネス環境を悪化させ、すでに資金繰りに窮している州民のエネルギー価格を上昇させるのではないかという懸念を呼んでいる。
「信念を貫き、モラルを守れ」、米最高裁判事がアメリカの現状に警鐘を鳴らした。外の世界は厳しい。おそらく、ここしばらくの間で最も厳しい状況でしょう。しかし、だからこそ、あなたの貢献が重要なのだとアリート判事は述べた。
5月13日、フィリピン政府はビデオを公開し、中共が疑念を持たれながらも、南シナ海におけるフィリピンの排他的経済水域内の島々や礁に土砂を投入し、埋め立て活動を行っていると批判しました。フィリピンは船を派遣し、中共の動向を監視している状況です。
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。