今年の台湾の経済成長率、「問題なく」2%維持できる=主計総処

[台北 4日 ロイター] – 台湾の行政院(内閣)主計総処の朱沢民・主計長は4日、「全く問題なく」今年の経済成長率を2%に保てるとの見通しを示した。

台湾は先月、今年の経済成長率見通しを2.37%に下方修正。新型コロナウイルスの感染拡大で、輸出主導型の台湾経済が打撃を受けるとの懸念が浮上している。

台湾立法院(議会)は、新型ウイルスの感染拡大の影響を和らげるため、600億台湾ドル(20億ドル)規模の景気対策を承認している。

朱沢民・主計長は、景気対策で今年の経済成長率が0.23%押し上げられるとの見方を示した。

ANZのアナリストは今週、台湾の経済成長率予測を2.1%から5年ぶりの低水準となる1.6%に下方修正。新型ウイルスの影響で輸出と内需が低迷するとの見方を示した。

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