緊急度に応じ新型肺炎対策、慌てた対応変化考えてない=麻生財務相

[東京 6日 ロイター] – 麻生太郎財務相は6日、新型コロナウイルス感染拡大を巡って「緊急度に応じて必要な施策を講じていく」との考えをあらためて示した。主要7カ国(G7)として追加的対応が必要かとの問いには「(円高・株安が進む市場動向をみて)慌てて何か、対応を変化させるようなことを考えているわけではない」と語った。

同日午前の閣議後会見で述べた。中国、韓国からの入国者を制限する措置に関しては「(新型ウイルスの)感染が世界に拡大している現在の状況を踏まえ、国内の感染拡大の防止に万全を期すため」と、政府決定の狙いを語った。

その上で、感染拡大に伴う国内経済への影響について「観光業を始め、経済活動への影響を引き続きよくみていかなければいけない」との認識を重ねて示し、10日にまとめる緊急対策第2弾などを通じ適切に対処する考えを強調した。

 

(山口貴也 編集:田中志保)

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