豪州も新型ウイルス感染者増加、シドニーで2校が休校に

[シドニー 9日 ロイター] – オーストラリアで新型コロナウイルスの感染者が80人を超える中、主要都市シドニーのハイスクール2校が9日、休校となった。3人の生徒が陽性反応を示したため。

生徒2人の感染が確認された北西部のセント・パトリックス・マリスト・カレッジ・ダンダスは10日も休校となる。北部のウィロビー・ガールズ・ハイスクールも9日から閉鎖された。

シドニーでは数日前に生徒1人が陽性反応を示したエッピング・ボーイズ・ハイスクールが休校となっていた。同校は9日に再開したが、感染した生徒と濃厚接触した生徒・学校職員約70人は引き続き自主隔離している。

ビクトリア州でも、最近米国に渡航していた2人とイランから帰国した1人の感染が確認されるなど、感染者が急増している。

豪政府の首席医務官、ブレンダン・マーフィー氏は、メルボルンで記者団に対し、オーストラリアでの感染者の大多数は他国を訪問後に帰国した人たちで、市中感染は1例のみだと指摘。「現在、感染経路の追跡と接触者の隔離に尽力している」と語った。

また、パンデミックに備え、保健当局が一般開業医と連絡を取っているほか、マスクの追加調達や、専門クリニックの設置などを進めていると明らかにした。

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