クルーズ米上院議員ら自主隔離表明、新型ウイルス感染者と接触で

[ワシントン/ウェストパームビーチ(米フロリダ州) 8日 ロイター] – 米共和党のテッド・クルーズ上院議員とポール・ゴサール下院議員は8日、2月下旬に開かれた保守派の集まりでその後に新型コロナウイルスで陽性反応が出た人物と接触したとして、自主的に隔離措置をとると表明した。

両議員は2月26─29日にワシントン郊外で開かれた年次の「保守政治行動会議(CPAC)」にほかの政治家や活動家とともに出席。今年のテーマは「アメリカ対社会主義」だった。

会議の主催者がFOXニュースチャンネルの番組で明らかにしたところによると、この会議にその後の検査で陽性反応が出た参加者がいた。トランプ大統領やペンス副大統領も出席していたが、いずれも感染者との接触はなかったという。

一方、クルーズ議員はこの感染者と握手や短い会話を交わしたことを明らかにした。短い交流だったためなどとしてウイルスに感染する可能性は「極めて低い」との助言を得ているとしつつ、「十分注意するため、接触から14日間が完全に過ぎるまで、週内はテキサスの自宅にとどまることを決めた」とする声明文を発表した。

感染者と複数回握手したというゴサール議員も14日間が過ぎるまでアリゾナの自宅にとどまるとした。

関連記事
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]
連邦準備制度理事会(FRB)はアメリカの中央銀行として、政策のあらゆる側面に口を出している。それでも、先週のFRBのプレスリリースは極めて奇妙だった。FRBが気候変動を管理できると思うか?FRBの支配は災いをもたらすだけだ。
5月14日(火)、ドナルド・トランプ前大統領のニューヨーク裁判が行われているマンハッタンの裁判所の外で行われた短い記者会見で、マイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州選出)は、この訴訟を「司法の茶番」と強く批判した。元訴訟弁護士で、現在共和党の最高位議員であるジョンソン氏は、この訴訟と米国の司法制度への広範な影響に憤りを表明した。彼はトランプ大統領に直接電話し、裁判に出席したいと伝えたという。
5月14日、バイデン政権はトランプ前大統領の元顧問スティーブ・バノン氏に対する実刑判決の執行を連邦判事に求めた。バノン氏は2022年に議会侮辱罪で禁固4カ月の判決を受けたが、判決を不服として控訴したため、刑は保留されていた。しかし現在、司法省は「もはや『判決を覆すか新しい裁判を命じることになりかねない法律上の実質的な問題』は存在しない」とし、バノン氏の主張をすべて退けた。
全米の大学キャンパスなどで頻発している活発なパレスチナ支援デモに、中国共産党と関連のある団体が資金提供していることが明らかになった。「2024年米大統領選に向けて不安をあおり、若者を過激化させ、米国を不安定化させることが目的」と分析している。