仏文化相が新型ウイルスに感染、議員が感染経路か

[パリ 9日 ロイター] – フランスのベラン保健相は9日、リーステール文化相が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。健康状態は良く、自宅で療養しているという。仏テレビBFMの番組で語った。

同日の報道によると、仏議会の5人の議員から新型ウイルスの陽性反応が出た。議会議事堂のカフェテリアの従業員の感染も確認されており、議員らの感染源となった可能性がある。

文化省筋によると、リーステール文化相の感染経路は5人の議員のうちの1人である可能性がある。同相は数日前にマクロン大統領と面会しているという。

このほか、仏パリ空港公団(ADP)<ADP.PA>のオーギュスタン・ド・ロマネ最高経営責任者(CEO)が新型ウイルスに感染し、在宅勤務に切り替えたことが、同社の広報担当によってこの日、明らかになった。

ベラン保健相は、他の政府当局者が感染したとの情報はないと述べ、閣僚らは国民に向けて出した勧告に自らも従っているとした。「閣僚会議ではここ2週間、誰も握手をしていない」と語った。

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