追加減産は無意味、新型コロナの影響読めず=ロシア副大臣

[モスクワ 11日 ロイター] – ロシアのソロキン・エネルギー副大臣は11日、ロイターのインタビューに応じ、同国が先週、石油輸出国機構(OPEC)による追加減産の提案を拒否したことについて、新型コロナウイルスによる石油需要への影響が見通せないため、追加減産しても意味がないと強調した。

OPECにロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」は6日、ロシアの反対により追加減産で合意できず協議は決裂。3年にわたる協調減産体制が崩壊した。[nL4N2AZ3UT]

ソロキン副大臣は、OPEC側がロシアに日量60万バレルとこれまでの2倍の減産を求めてきたとし、受け入れは困難だったと指摘。「需要がどこまで落ち込むか分からないのに、(追加減産で)需要減に対応することなどできない。減産すれば原油は一時的に持ち直すだろうが、需要減が続けば再び値下がりし、堂々巡りに陥る」と語った。

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