イギリス最小の赤ちゃん、1歳の誕生日に訪れた2重の幸せ

イギリス・エクスマウスに住むライアンさんとそのパートナーのキムさん。

2人の娘イザベラちゃんは、妊娠24週で緊急帝王切開により生まれました。

出生時の体重はたったの320g、1円玉の大きさしかない手のひら。

イザベラちゃんはイギリスで生まれた一番小さな赤ちゃんでした。

こんなに小さな体にもかかわらず、生後すぐに腸の手術を受けなければなりませんでした。

成功率わずか5%の手術は2回にも渡り、危険な状態が何か月も続きました。

そして6か月という長い入院生活を乗り越え、どうにか退院までこぎつけたのです。

そんなイザベラちゃんも1歳を迎え、誕生日パーティーが開かれました。

「イザベラの誕生日は誕生のお祝いだけじゃなく、彼女が懸命に生き抜いてくれた事をお祝いする日でもあったんだ」と父親のライアンさん。たくさんの友人家族がいっぱいのプレゼントを持って集まってくれました。

でもライアンさん、この日にもう1つしなくてはいけない事を心に決めていました。

それは・・・

キムさんへのプロポーズでした。

パーティーの途中で勇気を振り絞ってキムさんの前にひざまずき、「結婚して下さい!」とプロポーズしたライアンさん。

勇気を出すため、多少お酒の力も借りたそうです。

キムさんの答えは勿論、「イエス」。

その場にいた友人家族は2重の喜びに包まれ、祝福の嵐が巻き上がりました。

その後ライアンさんはSNSで婚約を報告。

「キムと僕は遂に婚約したよ!夫婦になるのが待ちきれない。キム、君は最高の母親だ」。

そしてライアンさんはイザベラちゃんにもこの様なメッセージを書きました。

「振り返ると本当に奇跡的で、でも同時に不安で押しつぶされそうな日々だったね。君のことを誇りに思うよ。君はどんな困難にも打ち勝つ、小さくても勇敢な戦士だからね。君を見る度に、君と一緒にいられる幸せを噛み締めずにはいられないんだ。君の父親でいる事は、本当に特別な事なんだよ。イザベラ、心の底から君を愛しているよ」。

イザベラちゃんという小さな存在がもたらした大きな幸せ。

本当の幸せというのは、いつも身近にあるものなのかもしれませんね。

大紀元日本ウェブ編集部

関連記事
よもぎと小豆は、漢方と日常生活において重要な役割を果たしてきました。二つの組み合わせはその味に魅力があるだけでなく、そのユニークな性質を活かして体のバランスを整えてくれます。
この若草色の団子は、ただ目で楽しむだけでなく、桜の花々とともに季節の風情を一層引き立てます。
築200年の荒れ果てた家を購入し、5年かけて新しい命を吹き込んだ米国イリノイ州の夫婦は「それだけの価値があった […]
現代社会は、ストレスや様々な疾患に直面しており、多くの人々が健康への不安を抱えている状況にあります。しかし、私たちの身近な食材には、そんな不安を和らげる力を持つ意外なヒーローが存在します。それが「キャベツ」です。
SARS-CoV-2(新型コロナのウイルス名)のスパイクタンパク質が抗がん作用を妨げ、がんを促進する可能性があることが、最近発表されたブラウン大学による細胞研究のプレプリント(査読前原稿)で明らかになった。