アングル:新型コロナがアラブ産油国直撃、原油暴落に追い打ち

[ドバイ 17日 ロイター] – 新型コロナウイルスの感染拡大と原油価格の急落という二重の打撃を受けたことで、経済への影響を回避し為替相場の維持に努めつつ財政の安定性を確保しようとする湾岸アラブ諸国の政府にとって、打つべき手はほとんど残されていない。

アラブ諸国のなかでも最大の経済規模を誇るサウジアラビアは、3月6日、OPEC及びその協力国との増産合意により、30%もの原油価格急落を引き起こし、ロシアとの市場シェア争いで攻勢に出た。そのサウジアラビアでさえ、直面する状況は厳しい。

原油価格の暴落が生じた最も新しい例は2014年。このとき、エネルギー資源の輸出に依存する湾岸諸国は政府補助金を削減し、財源多角化のために複数の税を導入し、「ゆりかごから墓場まで」式の充実した福祉制度や肥大化した公的部門の縮小に努めた。

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