ブラジル大統領、新型コロナによる医療崩壊の見方を否定

[ブラジリア/リオデジャネイロ 22日 ロイター] – ブラジルのボルソナロ大統領は、新型コロナウイルスに関連し、来月に同国の医療が崩壊するとしたマンデッタ保健相の発言を否定した。CNNブラジルとのインタビューで述べた。

22日発表の同省統計によると、新型コロナによる1日の死者数は前日の18人から少なくとも25人となり、39%増加。確認された感染者数は同1128人から1546人に増加している。

大統領はまた、複数の州で、事実上の商業活動停止や移動制限措置が取られていることに苛立ちを示し、行き過ぎた措置で経済を損なっているとした。

マンデッタ保健相は20日、同国の脆弱な医療システムは新型コロナの重荷に耐えられず、来月中に崩壊すると発言した。

これについて同大統領は、「マンデッタ保健相は誇張していると思う。われわれがやっているのは感染の上昇カーブを緩やかにすることだ。(医療が)崩壊するとは思わない」とし、「崩壊」という言葉の選択は誤っているとした。

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