ポーランドも東京五輪の延期要請「適切な準備できず」

[ワルシャワ/ダブリン 23日 ロイター] – ポーランド・オリンピック委員会(PKOL)は、新型コロナウイルス感染拡大が深刻化していることを受け、国際オリンピック委員会(IOC)に東京五輪の開催を延期するよう要請した。PKOLの報道官が23日、明らかにした。

PKOLは、ポーランドでも新型コロナ感染者が増え、ポーランド選手の練習の機会がどんどん限られてきていると指摘。「五輪予選が中止となるなど不確実性が多過ぎる。世界で最も重要なスポーツイベントに適切な準備ができない」と主張した。

また、アイルランド・オリンピック委員会も、2020年東京オリンピック・パラリンピックが延期される可能性が高いとの見通しを示した。ピーター・シェラード最高経営責任者(CEO)が23日、語った。

同CEOは公共放送のRTEテレビに対し「延期される公算が大きいというのが現在のわれわれの見方だ。IOCがこれまで常に、選手の安全を第一に考えると表明してきている事実や、延期の可能性に道を開いたことを歓迎する」と述べた。

さらに「決定するとなれば、来年を目を向けている人々が多いのではないか」とも述べた。

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