米民主バイデン氏、新型コロナで影薄く 資金集めにも影響不可避

[23日 ロイター] – 米大統領選の民主党候補指名で優位を固めつつあるバイデン前副大統領は、選挙活動拠点にテレビスタジオを設けて国民に直接語り掛ける戦略を開始したが、新型コロナウイルス危機で今のところ注目を集めるには至っていない。

23日午前にこのスタジオから初めて演説したものの、主要なケーブルネットワークのニュースはニューヨーク州のクオモ知事による新型コロナ会見の内容を伝えた。

ほんの1週間前はバイデン氏とトランプ大統領による11月の大統領選に向けて機運が盛り上がるかに見えていたものの、新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)で影が薄くなっている形だ。

対照的に、トランプ大統領は新型コロナに関する日々の会見でメディアに注目されている。

バイデン氏はデラウェア州の自宅から記者や寄付者、アドバイザーとの電話会見を行っているものの、数日間にわたって公開イベントが開かれていないため、テレビからはほとんど姿を消している状態だ。

バイデン氏の支持者でパラマウント・ピクチャーズのトップを務めていたシェリー・ランシング氏は、あらゆる資金集めが一段と困難になるだろうと指摘。新型コロナで人々が慈善的な寄付に目を向けるほか、景気低迷で人々の所得が打撃を受けるためだ。

また、人が集まるイベントを開けないことのデメリットも強調。ランシング氏が自宅で以前に開いた資金集めイベントでは数十人がバイデン氏との写真を撮るために列をなしたとし、「対面の接触に置き換われるものはない」と述べた。

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