焦点:トランプ氏再選に正念場、「経済優先」か「感染阻止」か
[ワシントン 28日 ロイター] – トランプ米大統領は昨年、ペンシルベニア州ピッツバーグの東方65キロに位置するポッタータウンシップを訪問し、石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルが巨額を投じる大規模ビル建設現場で、再選に向けた自信をとうとうと語った。トランプ氏は、建設プロジェクトは国内最大級だとほめめちぎって見せた。同氏にとって、プロジェクトは好調な米経済の、完璧といえる実例だった。
しかし、新型コロナウイルスはシェルをビル建設休止に追い込んだ。建設現場に今、人影はほとんどない。工事に携わっていた何千人もの労働者は今や失業中で、過去2週間に失業保険の給付申請をした全米約360万人の一端に加わっている。
労働者を感染させないよう守り続けようとすることと、できるだけ早く経済活動を再開させることの間にある葛藤は、トランプ氏が取り組まねばならない紙一重の判断の難しさを物語る。くだんのトランプ氏は公衆衛生の専門家の助言に耳を貸さず、米経済の活動を早期再開させる考えをぶち上げた。
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