英首相「元気」とツイート、新型コロナ検査入院先から 職務継続

[ロンドン 6日 ロイター] – 新型コロナウイルスに感染したジョンソン首相(55)は6日、ウイルス検査のため入院を続けているが「元気にしている」と述べた。英政府もジョンソン首相が職務を継続していると明らかにした。

ジョンソン首相は、新型コロナ検査で陽性が判明してから10日間が過ぎても症状が続いたため、5日に検査入院した。

首相はツイッターへの投稿で「新型ウイルス感染による症状が続いているため、医師の助言に従い、いくつかの定期検査のために入院した」とし、「元気にしており、このウイルスに対し共に戦い、全ての国民の安全を維持するために、自分自身のチームと連絡を取り続けている」とした。

首相の報道官は、高熱やせきなどの症状が「持続」しているため、ジョンソン首相は観察のため病院にとどまっていると述べた。肺炎を発症しているかとの質問には回答を避けた。

医療関係者はロイターに対し、新型コロナ患者は陽性判明から約10日後に症状が悪化する可能性があると指摘し、新型コロナに関する定期検査が何を意味するのかは不明と述べた。

トランプ米大統領は、ジョンソン首相は「強い」とし、米国が回復を祈っていると激励を送った。

ジョンソン首相の病状による政府の新型コロナ対策への影響も懸念される。英国では首相が職務遂行が困難になった場合の権限継承を巡る明確な規定はない。

6日開催の新型コロナ対策を巡る緊急会議はラーブ外相(46)が議長を務め、ジョンソン首相入院中は毎日行われる会議も取り仕切る。

保守党議員の間からは、ジョンソン首相が回復するまでラーブ外相が首相代行を務めるべきとの声も聞かれた。

*内容を追加しました。

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