米NY市の新型コロナ死者数、「在宅死」を過少報告の可能性

[ニューヨーク 7日 ロイター] – 米ニューヨーク市の消防当局の統計によると、新型コロナウイルス感染症のような症状で自宅で死亡した市民の数は5日に241人と、3月20日の45人から急増している。しかし、検査を受けていないなどの理由で、公式な新型コロナ死者数に含まれないケースも多いとみられる。

デブラシオ市長は7日の記者会見で消防当局のデータについて問われ、在宅死は公式統計に十分踏まえられていないと認めた。「大半が新型コロナに関係していると考えるのが適切だろう」とした。

消防当局の統計は、熱や咳の症状があり、心停止あるいは呼吸停止状態となった患者について緊急通報があった際に提供された情報に基づいている。これらの症状は、新型コロナ感染症が重症化した場合によくみられる。

保健当局のウェブサイトによると、市内の新型コロナ感染による死者は3月31日が309人、4月5日が290人と、最近は横ばい傾向にある。一方、消防当局のデータによると、同期間の新型コロナに似た症状によるの在宅死の1日当たり発生数は167人から241人に増えた。

NY市衛生局の広報官は、公式死者数は、新型コロナ検査で陽性反応が出た人しか含まれていないと述べ、在宅死した患者のうち何人が検査を受けたかは不明とした。

消防当局は在宅死の発生件数についてコメントしなかった。統計によると、3月20日─4月5日の期間に2192人が在宅で死亡している。4月5日時点の市内の新型コロナの死者数は2500人で、足元は3200人強に増えている。

一方、新型コロナ感染拡大に伴い、同市では緊急電話番号「911」への通報が殺到している。

消防当局の救急医療担当幹部は「果てしなく続いており、日ごとに悪化している」と嘆いた。

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