米政府、中国に人権派弁護士の「移動の自由」要求

[ワシントン 20日 ロイター] – 米国務省は20日、中国政府に対して人権派の弁護士、王全璋氏に移動の自由を与えるように要求した。国務省は王氏が5年間にわたり中国当局に不当に拘束されたと主張。中国当局は、王氏が出所したと述べたという。

国務省は「われわれは引き続き、王氏の身体的・精神的容態が悪化していることや、収監先での不当な扱いに関する報道を非常に懸念している」とし、「不当に拘束されている者全員」を釈放するように求め続けると表明。中国の「法の支配の貧弱さや独裁的な拘束、拘留中の拷問」を懸念しているとした。

中国の裁判所は2019年1月、王氏に国家政権転覆罪で懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡した。その1カ月前には公聴会が開かれたが、人権保護団体は見せかけの公聴会だと批判していた。

王氏は警察による虐待などの案件を扱っていた。当局が人権派の活動家や弁護士を一斉に取り締まる中、15年8月に行方不明となった。

新型コロナウイルスの感染拡大を巡り米中関係はここ1カ月間緊迫化している。昨年末に中国で発生した新型ウイルスは現在、世界中で230万人超が感染している。

ポンペオ米国務長官は、中国が早期の段階で新型ウイルスの感染拡大に関する情報をごまかそうとしたと繰り返し批判。感染件数の規模について正確な情報を共有しなかったと主張している。

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