武漢ウイルス研究所、2020年4月17日撮影 (Hector Retamal/AFP via Getty Images)

カナダの研究プロジェクトに武漢ウイルス研究所が参加 批判の声も

中国の武漢ウイルス研究所は、カナダ政府が出資した中共ウイルス(新型コロナウイルス)の研究プロジェクトに参加することが明らかになった。同研究所は中共ウイルスを流出させたとの疑惑をもたれている。

カナダ政府は4月中旬、中共ウイルスの研究に2700万カナダドル(約20億5843万円)を投じると発表した。このうちの82万8046カナダドル(約6317万円)は、アルバータ大学の研究員・樂曉春(Le Xiaochun)氏に支給された。同氏は、短時間に中共ウイルスを検出する技術を開発している。

カナダ政府の声明によると、この開発チームはアルバータ大学、カナダ食品検査庁(CFIA)と武漢ウイルス研究所のウイルス学専門家や化学研究者、医療専門家などで構成される。さらに、武漢ウイルス研究所のチームが「プロジェクトを統率している」とした。

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