毎日決まった時間に眠り、十分な睡眠をとっている子供は心身の発達レベルが高いと今月初めに米テキサス州サン・アントニオで開かれた睡眠に関する会議で報告された。
睡眠専門家協会(Associated Professional Sleep Societies, LLC)がおよそ8千人の子供を対象に行った調査によると、就寝時間が決まっている子供はそうでない子供に比べて言葉の発達が早く、読み書き、算数などで高い点数を取っていることが分かったという。同調査チームに参加したエリカ・ゲイラー(Erika Gaylor, PhD)博士は「両親が子供の就寝時間を決めることはとても大切」と話し、睡眠が子供の能力に影響すると強調した。また、決まった時間に子供が眠るよう習慣づけるには、本を読んだり、話を聞かせたりするとよいと話している。
米国睡眠医学会(AASM)は、4歳児の場合、少なくとも毎日11時間の睡眠を確保すべきであるとしている。睡眠時間が11時間以下の子供は音声の認識力や読み書き、初期の計算能力において劣っているという。
また、09年の『睡眠医学』(Sleep Medicine)8月号は、子供は早めの就寝を心がけるよう強調している。9時以降に寝る子供は寝入るまでに時間がかかり、実際の睡眠時間が少なくなると指摘している。
(翻訳編集・盛徳)
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