新型コロナに伴う失業、米では黒人とヒスパニックに最大の打撃=調査

[21日 ロイター] – 21日に発表された2つの調査で、米国で新型コロナウイルスの被害を最も深刻に受けているのは黒人とヒスパニック系の家庭で、衝撃に対する抵抗力も低いことが分かった。

ピュー・リサーチ・センターが今月4917人の成人を対象に行なった調査によると、感染抑制策に伴い失業や賃金削減に見舞われた割合は、有色人種や大卒の学歴を持たない人を含む低所得労働者の間でより高かった。特に、ヒスパニック系では回答者の61%が自身または家族の誰かが失業した、または賃金削減対象になったと答えた。

この割合は、黒人では44%、白人では38%だった。

さらに、マイノリティーは失職後の困難もより大きく、最大3カ月間つなげる資金の備えがあると回答した人の割合は、ヒスパニック系では29%、黒人では27%だった。白人ではこの割合は53%だった。

JPモルガン・チェース・インスティテュートが発表した別の調査では、失職後の節約の度合いが、黒人家庭が1ドルの収入減に対して46セント、ヒスパニック系が43セント、白人が28セントで、有色人種の支出削減幅がより大きいことが分かった。

仕事に戻るまでに依存することのできる資金力の差がこの違いに反映されたとみられ、白人家庭の資産1ドルに対して、黒人家庭の資産は32セント、ヒスパニック系家庭は47セントにとどまった。

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