米、今のコロナ対応なら「暗黒の冬」到来も 解任の専門家が証言

[ワシントン 14日 ロイター] – 新型コロナウイルス薬の開発に携わる米厚生省の生物医学先端研究開発局(BARDA)で局長を務め、4月に解任されたリック・ブライト氏が14日、下院委員会で証言し、トランプ政権が新型コロナへの対応を改めなければ、米国は「暗黒の冬」に突入する恐れがあると警告した。

同氏は「われわれは科学的な考え方に基づいた方針に従って慎重に行動する必要がある。チャンスは消えつつあり、科学に基づいて今対応を改めなければ、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)はさらに悪化し長期化することになる」と語った。

また、コロナ検査に必要な綿棒など基本的な医療用品を確保・供給する上で土台となる総合計画がトランプ政権には欠けていると訴えた。

トランプ氏はこの日、ブライト氏の証言のもようを一部視聴したとした上で、同氏と面識はないが「私にしてみれば惨めな不満分子以外の何ものでもない」と切り捨てた。アザー厚生長官は「ブライト氏が訴えたことは全て解決済みだ」と語った。

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