【ショート・エッセイ】漱石と天麩羅そば
故・司馬遼太郎さんのエッセイ『街道をゆく・閩のみち』の中に、夏目漱石の小説『坊ちゃん』についての、おもしろい指摘がある。
その概要は次の通り。温泉浴場で八銭の湯賃をだす上客には、湯屋からの接待として「天目に茶を載せて出す」と漱石は書いているが、これはどういうことなのか。巻末の注釈には通常「天目とは天目茶碗のこと」と解説されている。中国江南の窯で作られるすり鉢のような抹茶茶碗であるが、それにしても茶碗に茶を「載せて出す」という日本語は、どうもおかしい。
そこで司馬さんの推理は、漱石の書いた天目とは、茶碗ではなく、おそらく茶碗を乗せる「天目台」であろうということだ。
関連記事
肩の痛みは「安静」だけでは回復しません。簡単な可動域テストで状態を確認し、急性期を過ぎたら軽い運動で自然な回復を促すことが、五十肩の予防につながります。
真冬は肺が乾き、腎が冷えやすい季節。脾を養い、気の上下を整える食事が大切です。ターメリックと魚介を使ったパエリアで、体の内側から冬の乱れを調えます。
毎日触れるスマホ、実は細菌だらけかもしれません。便座以上とも言われる汚れを、端末を傷めず安全に落とす方法を専門家が解説。間違いがちなNG清掃にも注意喚起します。
ドアノブで「パチッ」となる人は要注意。静電気は乾燥だけでなく、体の内側の不調サインかもしれません。水分補給や服選びなど、今日からできる改善法をわかりやすく解説します。
夜更かしは肌荒れや記憶力低下だけでなく、免疫や代謝にも影響する。中医学がすすめる4つの回復習慣を取り入れ、体への負担を最小限に抑える方法を紹介。