ガソリン需要、ロックダウン緩和後の回復に期待=精製業者

[ロンドン 19日 ロイター] – 世界各国で新型コロナウイルス感染拡大防止のための都市封鎖(ロックダウン)が緩和され始め、低マージンに直面する世界の石油精製業者がガソリン需要の回復に期待している。

ガソリン需要は、外出規制により、(世界の)数地域で50%超減少した。

アジアでは19日、需要の増加により、ガソリンの(精製)マージンがほぼ2カ月ぶりにプラスを回復した。欧州では依然マイナスだが、ディーゼルの供給過剰状態に対応して操業を停止する製油所が増えるため、トレーダーらは、回復を見込んでいる。

英国の石油小売業協会によると、同国では政府が規制を一部緩和したことを受けて、この2週間、燃料需要が増加。公共交通を避け、自家用車を利用する人が急増しているため、ガソリンの需要回復がディーゼルを上回っているという。

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