豪競争当局、国内航空会社の運賃など監視 定期的に政府に報告

[シドニー 19日 ロイター] – オーストラリア政府は19日、競争消費者委員会(ACCC)に対して、向こう3年間国内航空各社の運賃などをモニターし、定期的に報告するよう指示した。

新型コロナウイルスの影響を受けた航空業界では、徐々に運航が再開されている。ACCCは各社の運賃やコスト、利益をモニターするほか、競争を阻害するような行為があった場合、問題提起する手段を提供するという。

フライデンバーグ財務相は声明で「航空各社がそれぞれの路線で設定している輸送能力に焦点を当て、競争を阻害する恐れがないかどうかを注視する」と説明した。

カンタス航空は19日、新型コロナの打撃を受けた観光業界の回復を後押しするため、傘下の格安航空会社(LLC)ジェットスターが片道19豪ドル(13米ドル)の航空券を発売すると発表した。

カンタスのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、固定費がかかるが運航できない多くの航空機があり、航空券を特別価格で提供し、一部の便を再開できれば、カンタスや観光業界、消費者にとって利益になると説明した。

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