米政府、経済再開で素晴らしい仕事=国土安保長官代行

[ワシントン 21日 ロイター] – ウォルフ米国土安全保障長官代行は21日、トランプ政権は新型コロナウイルス対策の封鎖措置の解除と経済再開で「素晴らしい仕事」をしていると称賛した。国内の複数州では感染者が急増している。

ウォルフ氏は米NBCの番組で、ホワイトハウスの新型コロナ対策本部は引き続き、毎日会議を行っており、米疾病対策センター(CDC)は各州にマスク着用を含め、感染拡大を抑制するための指針を示したと指摘。

「多くの州が第1段階から第3段階まで異なる段階にあり、経済を再開させようとしている。これに関し、われわれは素晴らしい仕事をしている」との認識を示した。

同氏は米CBSのインタビューにも応じ、ホワイトハウスの対策本部は「州別、郡別の感染拡大について、(感染が深刻な)ホットスポットがあるアリゾナ、テキサス、フロリダなどの州も含め、全てうまく対処できている」と述べた。

トランプ政権は感染拡大が加速している地域には医療機器やスタッフ、国土安全保障省の職員を追加投入し、感染拡大の原因究明と州政府主導の経済再開の取り組みへの支援を行っていると説明した。

ロイターの集計によると、米国の新型コロナ感染者の累計は226万人と、世界の合計である881万人の26%近くを占めている。国内の死者は11万9600人に達した。

トランプ氏が足元で感染者が増えているオクラホマ州で室内の選挙集会を開き、参加者の多くがマスクを着用しなかったことについては、「経済再開の第3段階にある州のため、このような活動は認められている」と述べて擁護し、マスク着用についても「個人の選択だ」とした。

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