仏の新型コロナ死者が急増、入院患者数は減少傾向

[パリ 23日 ロイター] – フランスで新型コロナウイルス感染症による死者数が急増している。23日に確認された死者は22日の2倍の57人で、合計2万9720人となった。保健当局が高齢者施設での週次統計を含めたためという。

フランスの死者数は世界で5番目に多い。

23日に病院で死亡が確認されたのは26人で、22日の23人から増加した。過去7日間の平均は20人。病院の死者数は計1万9232人となった。

保健当局によると、過去7日間に高齢者施設で死亡が確認された人は31人となり、1週間前の73人の半分以下にとどまった。2週間前は34人だった。

新たに確認された感染者は517人で、23日から150人以上増加。過去7日間の平均は507人。6月初めからの平均は414人となっている。

新型コロナウイルス感染症による入院患者数は202人減少し9491人。集中治療室の入院患者は19人減少し682人となった。入院患者数は、少なくともここ10週間は減少傾向にある。

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