中南米の新型コロナ死者が10万人突破、メキシコとブラジルが深刻

[メキシコ市 23日 ロイター] – ロイターの集計によると、中南米の新型コロナウイルス感染症による死者が23日、10万人を超えた。欧州や一部のアジア諸国では流行が下火になっているが、中南米では感染が急拡大しており、収束の兆しは見えない。

ブラジルで新たに確認された死者は1374人、新規感染者は3万9436人に上った。死者の累計は5万2000人、感染者は110万人を超えている。累計死者数が5万人を超えている国は、現時点で米国とブラジルのみだ。

メキシコ保健省によると、23日の同国の新規感染者は6288人で、793人の死亡が確認された。1日あたりの新規感染者数は過去最多で累計感染者数は19万1410人に、死者数は2万3377人に達した。

中米の他の国でも感染は拡大しつつある。グアテマラの新規感染者は初めて700人を上回り、死者は35人増え、582人となった。

専門家からは、検査体制が十分でないことから、感染の実態ははるかに深刻との指摘が出ている。死者数が発表しているより多いと認める当局者も多い。

メキシコの感染対策チームの責任者は、新型コロナとの戦いは長期戦になるとの認識を示し、防疫措置を新常態として適応しなければならないと指摘した。

域内の多くの国が、不十分な医療制度や貧困の問題を抱え、検疫も思うように進まない。域内の主要国であるブラジルとメキシコの指導者は新型コロナの脅威を軽視し、流行が収まらないうちに経済活動を再開させた。

ブラジルの裁判所は23日、ボルソナロ大統領に対し、公共の場でマスクを着用するよう命じた。大統領がマスクを着用せずに政治集会に出席したことを受けた。

*内容を追加しました。

関連記事
アメリカのキャンパス、テスラの工場、そして今月スウェーデンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストの会場において、混乱を招き、あからさまに破壊的ですらある凶悪犯たちに共通するものは何だろうか?彼らは皆、何らかの形で資本主義を破壊したいのだ。
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。