米政権の新型コロナ対策顧問、中国の情報共有不足を批判

[7日 ロイター] – 米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策顧問を務めるデボラ・バークス氏は、中国が同ウイルスの重要な特徴について、もっと率直に明らかにしていれば、米国や他の国々は初動でより強力な対応が取れた可能性があるとの見解を示した。

シンクタンクのアトランティック・カウンシルが主催するパネル討論会で述べた。

同氏は、中国が新型コロナ感染者について、特に若者の間で無症状者が多いという情報を提供していれば、米国はより重点的に無症状感染者の特定を行っていただろうと指摘。「無症状感染の広がりについて分かっていれば、異なるアプローチを取っていたと言わざるを得ない」と述べた。

また、公衆衛生当局の当初の想定では無症状感染者の割合は15─20%とされたが、実際には少なくとも40%だったとし、「われわれは症状のある人を探していたが、ウイルスにさらされた人を探すべきだった」と語った。

同氏によると、米国での最近の感染拡大は18─35歳が中心だという。

同国では5日までの週に新規感染者が前週と比べ27%増加した。

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