看護師から写真家に転身したAmy Haehlさん(37歳)は、スタジオでの新生児の撮影だけでなく、素晴らしいマタニティフォトや結婚式の写真撮影を得意としています。しかし、彼女が面白いプロジェクトを手がけることになり、また新しい層のファンを獲得したのです。
インディアナ州シェルビービルにあるCoffee Creek Studioを所有・運営するHaehlさんは、歯を見せて笑っている赤ちゃんの写真を編集した写真の数々を公開し、インターネット上で、センセーションを巻き起こし、大きな反響を呼びました。
「私はただそれがとても面白いと思ったし、文字通り、人々の顔を笑顔にすると思ったからです」とHaehlさんはCafeMomの取材で答えてくれました。
Haehlさんは、このプロジェクトのために特別に写真撮影を行ったのではなく、今まで撮影した写真の中から、適した写真を選んで編集したとのことです。大きい歯は、それぞれの赤ちゃんの顔に合わせて調整されています。
この業界で11年以上の経験を持つHaehlさんは、友人が自分の赤ちゃんの写真を可愛らしく編集しているのを見て、写真編集アプリの「FaceApp」を試してみることにしました。愛らしい生まれたての赤ちゃんの写真を面白くアプリで編集した後、その仕上がりがとても気に入りました。
Haehlさんのスタジオで撮影された穏やかな感じのパステルの背景に、リアルな大人の歯を合成した、かわいらしくポーズを決めた赤ちゃんが完成したのです。Haehlさんは赤ちゃんの両親の許可を取り、シリーズ「If Babies Had Teeth(もし赤ちゃんに歯があったら)」から16枚の写真を彼女のソーシャルメディアに投稿しました。
「こんなにお腹が痛いほど笑ったのは久しぶりでした。私のスタジオに来てくれた赤ちゃん全員にこれをやってみたいわ。もう笑いが止まらない」とHaehlさんはキャプションを付けました。
この面白い写真は何万回もシェアされました。コメントが殺到し、ネットでは「Haehlさんの巧妙な編集が笑いを誘う」や、「面白いけど、ちょっと恐い」など、たくさんの絶賛の声が上がっています。
Haehlさんも、写真の赤ちゃんの両親も、このシリーズがこんなに流行るとは予想していなかったとTodayに語ってくれました。「赤ちゃんの保護者のみなさんが非常に理解があったからです。私もこの写真のために、全力を尽くしました。感謝の気持ちを込めて、赤ちゃんのお父さんお母さんに、無料で写真をプレゼントしました」とHaehlさんは話してくれました。
ERの看護師であったHaehlさんは、多くのことが自分の手の届かないところにあると感じていました。それから、心機一転、写真家に転身し、これが私の「天職」だと感じるようになりました。
「写真というものが、みんなの思い出を具現化し、形にできる素晴らしい手段だと感じたのです。そして最も無力な状況でも、周りの人を助けられると思いました。私は自分の写真を他の人への恩返しと捉えています。このFaceAppというアプリがとても素晴らしいと思い、このアプリで作った写真をみんなと共有したい、と思っただけなんです」とHaehlさんはBored Pandaの取材で語ってくれました。
Haehlさんは、この歯を見せて笑う赤ちゃんの写真が、ストレスや不安の中で、少しでもみんなにほっとした時間を与えてくれるものであることを願っています。Haehlさんの写真プロジェクトは、写真の中の赤ちゃんのように、みんなが笑顔になってくれることを目的としています。
「これらの写真は、一般的な赤ちゃんの表情とは違っていて、とても陽気な感じなので、人気が出たのだと思います。赤ちゃんは生まれつき歯が生えそろっていないですよね。笑いは本当に最高の薬です」とHaehlさんはCafeMomの取材に答えてくれました。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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