南シナ海、周辺諸国を巻き込む米中衝突の危険高まる きっかけは「事故」=専門家
南シナ海を舞台にした米中の衝突の危険性が高まっている。東南アジア諸国は、米中紛争に巻き込まれる可能性もある。専門家たちは、偶発的な事故により、紛争になる可能性があると口を揃える。
自己主張を強める中国は、他の主張国が石油探査を希望する海域に調査船を派遣し、沿岸警備隊や準軍事漁船を繰り返し配備してきた。その上、7月初旬にはパラセル諸島の近くで海軍演習を行い、ベトナムとフィリピンから抗議を受けた。
中国の南シナ海での行動に、米国と同盟国は対応している。米国は7月はじめ、数年ぶりに空母2隻を南シナ海に投入し、パラセル諸島での中国の演習周辺に接近した。米海軍の空母打撃群は、日本の海上自衛隊とも共同演習を実施した。さらに、日本とオーストラリアは最近、新たな防衛戦略を発表し、中国に対する脅威を強調している。
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