インドとの野心的な自由貿易協定を望む=欧州委員長

[ニューデリー 15日 ロイター] – 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は15日、ビデオ会議形式で行われたEUインド首脳会談について記者団に対し、「先は長い」が、インドとの「野心的」な自由貿易協定を望むと述べた。

フォンデアライエン欧州委員長は「このハイレベルな貿易・投資協議で、自由貿易協定を進めていくに当たり共通の関心事項を推進したい」と話した上で、「協定には、市場アクセスや政府調達、もちろん持続可能な開発に関するいつもの要件も含まれる必要がある。そのため先は依然として長い」との見方を示した。

包括的な自由貿易協定に向けた交渉は6年間行われた後、2013年に一時中断された。

先週、インドの貿易相はEUと新たな貿易協議を始めたと明らかにし、英国との対話にも前向きな姿勢を表明。インドは同国製品のための新たな市場を模索していると強調していた。

フォンデアライエン欧州委員長はEUの優先事項として、「市場への参入障壁を避け、公平で透明性のある競争を確保することは必要不可欠だ。この話も(会談で)取り上げた」と話した。

さらに、インドと太陽光・洋上風力発電に関する気候変動協議も行うと明らかにし、「石炭からの段階的な脱却など厳しい選択となることを意味すると伝えた」と語った。

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