上空での壮大な景色 パイロット視線で撮影した写真は驚きの連続

悪天候の場合、飛行するのを躊躇するパイロットがほとんどですが、「嵐の中で飛べる」とそのチャンスを喜ぶパイロットも稀にいます。

オランダの航空写真家の クリスティアーン・ファン・ハイストさん(37)は、悪天候のなか、雷雨や激しい雷雲、オーロラ撮影に臨んでいます。

「オーロラの壮大な嵐や激しい雷雨を見ると、その目の前で繰り広げられる生のエネルギー、美しさ、大きさを考えると、私がとても小さく、取るに足らないものに感じます」と、ファン・ハイストさんはデイリー・メール紙に語っています。

(Courtesy of Christiaan van Heijst)

ファン・ハイストさんは14歳の時にオランダで飛行機に乗り始め、アフリカやアフガニスタンでの任務を経て以来、世界中を飛び回り、写真家としての実力を高めてきました。

「上空から世界を記録し、それをみなさんと共有することが私の写真撮影の最大の目的であり、私が体験した息を呑むような景色や不思議な景色を見て楽しんでほしいと思っています」と彼は自身のウェブサイトで説明しています。

 

(Courtesy of Christiaan van Heijst)

ファン・ハイストさんは、貨物機の747-8や貨物運搬機に改造された旅客機の747-400など、古いジャンボジェット機を操縦しています。彼はパイロット仲間の助けを借りて、写真を撮ることを許可してもらっているのです。

コックピットから自分たちの仕事場の様子を家族に見せられるで、同僚たちはとても協力的でした。完璧な写真が撮影できるまでの道のりは途方もないものですが、私は常にベストを尽くしています。見ている人を驚愕させるような景色を撮影したいです」と彼は言います。

危険と隣り合わせになりながらも、彼は素晴らしい写真を撮り続けています。

 

(Courtesy of Christiaan van Heijst)

ファン・ハイストさんが撮影した壮大な景色の中には、「セントエルモの火」と呼ばれる自然現象もあります。その電気の放電は、雷に似たプラズマ場を作り出します。それを見た船乗りたちは幸運になると考えられていました。

他にも、彼が飛行中にたまたま素晴らしい景色に遭遇したこともあります。

「オーロラは飛行機の上空あり、500kmにも及びます。振動し、激しく高速で猛烈なスピードで動くオーロラは、カメラで撮影することはほぼ不可能です」と彼は話しています。

 

(Courtesy of Christiaan van Heijst)

ファン・ハイストさんの記憶に残る写真の一つは、放電が嵐の雲を照らているという大変シンプルなものですが、それは本当にとても激しい雷雨でした。

「左側に見えるこの雲は、ほんの数分前に気象レーダーに表示され始めたのですが、その数分後には驚くべきほどの雷に代わり、さらに激しさを増していきました」

 

(Courtesy of Christiaan van Heijst)

Heijstさんは、そういった衝撃的な写真で世界的に有名になりましたが、10代の頃から今でも心の底から好きなのは、飛行機に乗ることです。「コックピットから見るユニークな景色やパノラマに魅了されました」と彼は自身のウェブサイトに書いています。

「一人ひとりが地球上のすべてのものと結びついているという普遍的な美しさに感謝すべきであり、それが全人類の理解と平和につながると確信しています」と話してくれました。

(Courtesy of Christiaan van Heijst)
(Courtesy of Christiaan van Heijst)

 

(Courtesy of Christiaan van Heijst)
(Courtesy of Christiaan van Heijst)
(Courtesy of Christiaan van Heijst)

 

関連記事
米国ニューメキシコ大学の研究チームは、人間23例と犬47例の精巣組織を分析し、全てのサンプルから12種類のマイ […]
立夏を迎えると、夏という最も暑い季節が始まります。夏は五行説では「火」に相当し、心臓に関連しています。そのため、暑さで体が熱くなりやすく、不眠の症状が出やすくなります。眠れなかったり、途中で目が覚めたり、夢を多く見てぐっすり眠れなかったりすることがあります。
ほうれん草や牛乳をはじめとする多くの食品は、冷蔵保存されることが多いですが、実際には冷凍保存することで驚くべき効果が得られます。以下に、日常的に冷凍に適した食品の数々を紹介し、食品保存のヒントをお届けします。
現代社会では、良い第一印象を残すことが非常に重要です。そのため、正しい社交のマナーを身に着けると、相手に良い印象を与えるでしょう。そこで、執事であるグラント・ハロルド氏が、洗練された振る舞いとスキルで社交場面をどう乗り切るかを教えてくれます。
中国のAI企業センスタイムの創業者で、過去に米国から制裁を受けた湯暁鴎氏が、昨年12月15日に睡眠中に亡くなりました。彼は55歳でした。睡眠中に突然死する原因は様々です。本記事では、睡眠中に死亡する可能性のある原因、リスクが高い人々、そして予防策について解説します。