中国政府系ハッカー、米モデルナ標的 コロナワクチン情報巡り

[ワシントン 30日 ロイター] – 中国政府と関係するハッカーらが今年に入り、新型コロナウイルスワクチンに関するデータを盗むため、米バイオ医薬大手のモデルナ<MRNA.O>を標的にしたことが、米治安当局者の話で分かった。

司法省は先週、新型コロナウイルスに関する研究データや軍事機密などをサイバー攻撃により盗んだとして、中国人2人を起訴したことを明らかにした。起訴状によると、2人は今年1月、コロナワクチン開発で知られるマサチューセッツ州のバイオ企業のコンピューターネットワークに対し「偵察」を行ったとされる。

治安当局者は、この企業がモデルナであると明らかにする一方、詳細には触れなかった。モデルナはマサチューセッツ州に拠点を置くバイオ企業で、1月にコロナワクチン候補を発表していた。

モデルナはロイターに対し、連邦捜査局(FBI)から接触があり、ハッカーらが行ったとみられる「情報偵察活動」を認識していると表明。「当社は、潜在的なサイバーセキュリティーの脅威に引き続き厳重に警戒しており、当社の貴重な情報の保護や継続的な脅威の評価に向け、社内外の支援を確保し、外部当局との良好な協力関係を維持している」と述べた。

FBIや厚生省はコメントを控えた。

サイバーセキュリティーの専門家によると、「偵察」活動には、公開されているウェブサイトの脆弱性の調査や、ネットワーク侵入後の重要アカウントの探索など、幅広い行動が含まれるという。

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