中国、香港で大規模ウイルス検査実施へ 本土から担当者派遣

[香港 2日 ロイター] – 中国政府は、香港で大規模な新型コロナウイルスの検査を行うために担当者60人を派遣する計画で、2日には7人の保健当局者が香港に到着した。

新型コロナの第3波を阻止するためで、新型コロナ対策で本土の保健当局者が香港に派遣されるのは今回が初めてとなる。

1月以降の香港の新型コロナ感染者は約3500人、死者は34人にとどまっており、他の主要都市よりも低水準。ただ、過去12日間、1日当たりの感染者は3ケタを記録している。

中国国家衛生健康委員会によると、主に広東省の公立病院から検査要員を派遣する。

香港市民の間では、中国がウイルス検査を口実に監視目的で市民のDNAサンプルを取得しようとしているとの懸念も出ているという。

ただ、香港政府はそうした見方を否定し、香港内でウイルス検査を行い、サンプルを中国本土に送ることはないと説明している。

香港電台によると、香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は1日、新型コロナの感染拡大に伴い中央政府に支援を求めたと述べ、香港市民全員の検査を実施できるかどうか検討していると説明した。

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