コロナ感染、若者の割合3倍超に WHO「気緩めず予防対策を」

[4日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染者のうち、15歳から24歳の若者の占める割合が過去5カ月間で3倍超に増加しているとの調査結果を明らかにした。

WHOが2月24日─7月12日の期間中、感染者600万人を対象に行った調査によると、感染者のうち若者の割合は当初4.5%程度にとどまっていたのが、その後15%まで拡大した。また5歳ー14歳の割合も、当初の0.8%から4.6%に増えた。

ジョンズ・ホプキンズ大学で看護師長を務めるネイサ・アーネスト氏はロイターに対し「若者はマスク着用や社会的距離の確保など、感染への警戒が緩む傾向がある」と指摘。海水浴場やパブなどへ出かける若者も多く、「移動はコロナに感染したり感染させたりするリスクを高める」と述べた。

WHOのテドロス事務局長は先週の記者会見で「以前にも言及したが『若者は無敵ではない』と改めて警告する」と強調。一部の国での感染者急増は「北半球の夏季中に若者が警戒を弱めていることが一因」であることを示唆する証拠があると述べた。

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