ペルーの新型コロナ感染者数が50万人突破、死亡率は中南米最悪に

[リマ 13日 ロイター] – ペルー保健省は13日、同国で確認された新型コロナウイルス感染者数が累計で50万人を突破したほか、死亡率が中南米最悪になったとのデータを明らかにした。同国は、最近の感染拡大加速に苦慮している。

保健省幹部は記者会見で、これまでの累計感染者数は50万7996人、関連死者は2万5648人になったと述べた。

ロイターの算出によると、同国における新型コロナの死亡率は10万人当たり78.6人で、被害が深刻な近隣のチリとブラジルを抜いて中南米で最も高くなった。

ペルーのビスカラ大統領はこの日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)で死亡した120人の医師を追悼する行事に出席し、最近の感染増加は社会・スポーツイベントの増加と国民の態度の緩みが原因と指摘。「国民は過信している。歴史から学び、過ちを正そう。これまでの決定の中には矛盾もあったが、いまわれわれは、一致団結している」と述べた。

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