韓国、教会などで新型コロナ感染が再拡大 規制強化を警告

[ソウル 17日 ロイター] – 韓国当局は17日、ソウル市内の教会などで新型コロナウイルスの感染再拡大が起きていることを受け、規制措置の一段強化を警告した。

ソウルにある長老派教会では、会合に参加した300人の信者の中で感染者が確認されたものの、数百人が検査に後ろ向きだという。

韓国疾病管理本部(KCDC)によると、新たな感染者は197人で、4日連続で3桁台を記録。感染者はほとんどが首都圏に集中していた。

前回の感染拡大時と同様に、今回も教会信者らの追跡調査は難航している。保健当局者によると、319人の陽性が確認されたこの教会が提出した名簿は不正確であったばかりではなく、当局が隔離を求める600人以上の所在が明らかでないという。

当局者は、検査結果に関わらず信者全てを陽性にしているとのうわさを否定、「検査結果をでっちあげることは不可能だ」と一蹴した。

この教会の代表者は16日、当局の自宅待機要請を無視して文政権に反対する抗議集会にも参加しており、一段の感染拡大が懸念されている。

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