韓国、新型コロナ新規感染が5日連続で3桁台 教会関係者を追跡

[ソウル 18日 ロイター] – 韓国疾病予防管理局(KCDC)によると、国内で17日深夜までに確認された新たな新型コロナウイルスの感染者は246人と、5日連続で3桁台を記録した。当局は集団感染が発生したソウルの教会関係者の追跡調査を行う一方、軍の基地でも複数の感染者が確認され、軍関係者が基地内待機を命じられる事態となっている。

韓国国内の新型コロナ感染者数は累計1万5761人、うち死者は306人。

18日現在、ソウルにある長老派教会の関係者少なくとも383人の感染を確認。うち10人が、2週連続で週末に開催された政府に対する抗議集会に参加していた。

当局は教会関係者らの感染リスクは極めて高いとして、さらに数百人の追跡調査を実施し、自主隔離と新型コロナウイルス検査の受診を求めている。

一方、軍関係者にも新たに2人の感染を確認。基地内での感染者は計88人となった。

現在、461人が隔離措置の対象となっている。軍関係者はそれぞれの基地内に留まるよう指示され、8月中の休暇や面会は中止されている。

聯合ニュースの報道によると、丁世均首相は18日、感染抑制に向けた制限措置を全国に拡大するかを検討する緊急会合を招集した。

ソウル首都圏では16日から、社会的距離確保などの防疫レベルが第2段階に引き上げられている。

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